自己紹介(研究関連)

Topページに戻る

氏名

  篠原 直秀 (Naohide SHINOHARA)

学歴・職歴

学位

  環 境 学 博 士(東京大学,2004年3月25日)

   「化学物質過敏症患者それぞれに過敏症状を発現させる化学物質の特定方法の確立とその応用」

受賞

  1. 2021年室内環境学会学術大会 大会長奨励賞
    篠原直秀, 達晃⼀, 金勲, 鍵直樹, 坂口淳, 内藤航(2020年12月4日)
    「A-05 避難所としての利用が想定される建築物における換気測定」

  2. 2020年室内環境学会査読者賞
    篠原直秀

  3. 2020年室内環境学会学術大会 大会長奨励賞
    篠原直秀, 達晃⼀, 金勲, 鍵直樹, 坂口淳, 内藤航(2020年12月4日)
    「A-32 新型コロナ感染対策の検討のための鉄道・バス⾞内における換気調査」

  4. 平成26年室内環境学会 最優秀ポスター賞 (2014年12月5日 )
    篠原直秀, 内山真由美, 田中浩史
    「フタル酸エステル類への経皮曝露量の測定」

  5. The 13th International Conference on Indoor Air Quality and Climate, Most Popular Poster Award (2014年7月12日 )
    Naohide Shinohara, Mayumi Uchiyama, Hirohumi Tanaka
    「Development of novel method to obtain the dermal exposure levels to SVOCs using PFS」

  6. 産業技術総合研究所 平成23年度理事長賞―特別貢献― (2012年4月2日)
    チーム福島
    「震災支援特別貢献-被災地・被災者支援-」

  7. 産業技術総合研究所 平成20年度理事長賞―本格研究― (2009年3月31日)
    中西準子(代表),石川百合子,井上和也,岩田光夫,小倉勇,小野恭子,梶原秀夫,加茂将史,蒲生昌志,川崎一,岸本充生,小林憲弘,篠崎裕哉,篠原直秀、鈴木一寿、恒見清孝,東海明宏,内藤航,納屋聖人,林岳彦,東野晴行,堀口文男,牧野良次,宮本健一,吉門洋,吉田喜久雄,米澤義堯,林彬勒
    「詳細リスク評価書の刊行」

  8. 平成17年室内環境学会 大会ポスター賞 (2005年11月21日 )
    篠原 直秀,梶原智寿,小林拓夫,内富男,柳澤幸雄
    「簡易型ホルムアルデヒド放散量測定器の開発」

特許

獲得研究費

  1. 2012年度 LIXIL住生活財団 研究助成 (2012年12月~2013年12月)
    篠原直秀
    「建材中のフタル酸エステル類への経皮曝露評価 ~皮膚透過性試験法の確立と応用~」

  2. 平成24年度 前田記念工学振興財団 研究助成 (2012年4月~2013年3月)
    篠原直秀,徳村雅弘,川上裕司
    「東日本大震災における津波被災住宅改築のためのフェントン反応を用いた新規防カビ・防虫技術の開発」

  3. 平成24年度 科学研究費補助金 基盤研究(B)(2012年4月~2014年3月)
    長谷川兼一,坂口淳,白石靖幸,鍵直樹,篠原直秀,三田村輝章
    「住宅のDampnessによる健康損失の評価と建築的防除に向けた因果構造の解明」

  4. 平成22年度 地球規模課題対応国際科学技術協力事業 (2010年4月~2015年3月)
    若松伸司,岡崎友紀代,斎藤正彦,柳澤幸雄,溝畑朗,早崎将光,長谷川就一,田中敏之,前田恒昭,篠原直秀
    「メキシコにおけるOzone,VOC,PM2.5対策共同研究」

  5. 平成22年度 科学研究費補助金 若手研究(B)(2010年4月~2012年3月)
    篠原直秀
    「吸脱着特性の把握と流体モデルに基づく防虫剤への曝露量評価とリスク評価」

  6. 平成21年度 科学研究費補助金 基盤研究(B)(2009年4月~2012年3月)
    長谷川兼一,坂口淳,白石靖幸,鍵直樹,篠原直秀,三田村輝章
    「住宅のDampnessに起因する健康影響に対するリスク評価」

  7. 平成21年度 科学研究費補助金 基盤研究(B)(2009年4月~2012年3月)
    柳澤幸雄,三林浩二,工藤寛之,齊藤浩一,篠原直秀,野口美由貴
    「酵素阻害反応を用いた有機リン化合物放散量測定器の開発」

  8. 平成20年度 財団法人中部電力基礎研究所 国際交流援助(2008年8月)
    篠原直秀
    「室内VOC濃度と換気率の日変動に基づく室内発生源解析と換気の効果に関する評価」

 

各種委員等

  1. 学術委員会 委員 (2011年1月~現在)
    [室内環境学会]

  2. 編集委員会 委員 (2010年8月~現在)
    [社団法人 大気環境学会]

  3. 広報委員会 委員長 (2009年1月~現在)
    [室内環境学会]

  4. 経産省委託事業 室内空気関係のJIS改正委員会 室内空気改正原案検討分科会 委員 (2012年4月~2013年3月)
    [財団法人 建材試験センター]

  5. 経産省委託事業 室内空気関係のJIS改正委員会 SVOC・低減性能分科会 委員 (2011年4月~2012年3月)
    [財団法人 建材試験センター]

  6. 経産省委託調査 建材製品における含有部室の情報提供に関する標準化調査委員会 本委員,WG委員 (2008年4月~2010年3月)
    [財団法人 建材試験センター]

  7. ダンプビルディングの室内環境と健康リスク評価 若手奨励特別研究委員会 委員 (2008年4月~2010年3月)
    [社団法人 日本建築学会]

  8. 広報委員会 委員 (2007年8月~2009年7月)
    [社団法人 大気環境学会]

  9. 室内環境学会 副会長 (2007年1月~2008年12月)
    [室内環境学会]

  10. 生物・化学汚染による健康障害の建築的対応 特別研究委員会 委員 (2006年4月~2008年3月)
    [社団法人 日本建築学会]

 

その他外部貢献

  1. WHO indoor guideline reviewer(2008年10月~)
    [世界保健機関 (WHO)]

  2. GHSガイダンス 外部レビュワー (2007年4月~2009年3月)
    [独立行政法人 製品評価技術基盤機構]

 

研究概要

室内環境における化学物質の挙動や曝露評価に関する研究と工業ナノ粒子のリスク評価をしています。専門分野は、化学工学や分析化学です。室内環境の研究では、室内における様々な発生源からの化学物質の放散量や換気回数を測定する手法を開発し、様々な住宅において調査を行っております。開発したいくつかの測定器は、市販まで至っております。また、実験室において、チャンバー法を用いて、化学物質の各種建材への吸脱着特性に関する解析も行っています。今後は、室内で問題が取り上げられることの多いカビに関しても、研究を進めていきたいと考えています。また、工業ナノ粒子のリスク評価は、新しく開発された工業ナノ材料であるフラーレンC60を対象として、研究を進めております。フ ラーレンC60は新しい化学物質であり、有害性情報が十分ではないため、有害性や計測の専門家らと協力し合って、有害性試験を実施しています。私自身は、ラットや細胞に投与する試験液の調製やその分析を行っております。体内動態に関しても、詳細な解析を行っております。今後、体内での挙動や形態の解析を行うことで、他の金属ナノ粒子等との毒性比較を行っていきたいと考えています。